輸入スクーターを楽しもう!

Vol.5 ピアジオ リバティー200で街乗りを楽しもう!

ピアジオ リバティー200 ピアジオ リバティー200で東京都内を走ってみました。石畳の多いヨーロッパで生まれたラージホイールスクーターは地球の反対側の日本の東京でどんな走りをするのでしょうか。コンパクトなボディーに200ccのエンジンを積む、正にシティーコミューターと言った感じのリバティー200が実際にはどんな走りをするのかレポートしてみたいと思います。

報告者:戸塚 優

近年ヨーロッパで主流になりつつあるスクーターのジャンルに「ラージホイールスクーター」と言うのがあります。読んで字のごとく、15インチ以上のホイールを採用した車種で、12インチ以下のホイールが一般的な今までのスクーターより直進安定性に優れ、乗り味が若干バイクっぽいのが特徴です。

エンジン フィーリング

そんなラージホイールスクーターの代表的モデルであるリバティー200の第一印象はその車体のスリムさでした。200ccのエンジンを搭載していると思えないそのスリムなボディーに若干の違和感を感じながら跨り、アクセルを開けてみると「トトトト・・・」と静かなエンジン音からは意外な程の素早い加速を見せてくれました。

ピアジオ リバティー200スクーターとしては大きい200ccかつピアジオ 最新エンジンの搭載に加えて、そのスリムかつコンパクトなボディーからくる体感的な加速は普段大型バイクに乗っている僕も「おっ」と感心してしまうほどでした。
30km/hから始まる加速感は、私が以前乗っていたスズキ ジェベルや200cc ピアジオ 水冷リーダーエンジン搭載車よりも体感的なものでは勝っているような印象すら受けました。もちろんそのコンパクトかつ軽量なボディーゆえの体感的な加速感と言う部分が大きいのでしょうが。

その加速感はピーキーなものではなくジェントルなもので街中で安全に走行する時に充分楽しめる範囲のものとなっています。 200ccと言う排気量はやや中途半端ではありますが、その小気味よい加速感を伴ったエンジンフィーリングで楽しく走ることができました。もしこれがギア付きのバイクであれば200ccと言う排気量の持つトルクの細さで街中でも変速操作に気を払わなければならず、リバティー200の持つ個性を存分に楽しめなかったかも知れません。この辺はオートマティック スクーターならではだなと感じました。

ラージホイール

ピアジオ リバティー200 リバティー200の大きな特徴であるラージホイールは確かに安定した走行性能を感じさせてくれました。道幅の狭い甲州街道では、赤信号で止まっている車の横をすり抜ける際に、やや斜めになった路肩部分を走らざるを得ない事が多々ありますが、そんな時も上体でバランスをとる必要もなくスーっと走れました。

また、ラージホイールと言うことで旋回性はイマイチなんじゃないかと思っておりましたが、12インチ採用スクーターと比べても若干セルフステアを感じた程度で問題はありません。先に触れたエンジン特性とそのコンパクトかつスリムなボディーで走りの面では街乗りにピッタリと言った印象です。

シート高&ポジション

ピアジオ リバティー200 シート高はヨーロッパスクーターらしく、国産ビッグスクーターと比べるとと高いものとなっていますが165cm程度の身長の人であれば足をつく機会の多い街乗りでも問題はないでしょう。日本では高いシート=欠点と思われていますが、視線が高くなることによる視認性の良さは、混雑した街乗りなどで安全面における長所となります。

今回リバティー200で甲州街道を走っていたときにトラックが急に横をかすめたことがあったのですが、背筋を伸ばし高い視点を確保しつつ走ることでいつものようにヒヤッとすることもなく、平常心のまま走ることができました。高い視点とまっすぐ前方を見据えることのできるポジションによる安心感。この点のみとっても、高いシート高が持つ長所は明らかだと思います。

小粒ながら立派な「イタ車」

ピアジオ リバティー200 そしてこれは感覚的なものなのですが、低い車高と長い全長で「ロー&ロング」と称されるスタイルが氾濫する国産ビッグスクーターと正反対な「ハイ&ショート」とでも言えるスタイルが持つ乗り味は、日本とは別のイタリアが育んできたスクーター文化が感じられるようで興味深いものがありました。

その「ハイ&ショート」なボディーはマンションなどの手狭なバイク駐車場にも置いておけるなどの実用的な利点もありますが、200ccスクーターながら上記のような「イタ車」がゆえの個性を感じることができるのが一番のメリットだと思います。街に氾濫する「ロー&ロング」ビッグスクーターや、遊び心も感じられない実用性のみを重視した国産スクーターが持つことのない乗り味がラージホイールスクーターと言うスタイルと共にリバティー200の中に込められているように感じました。

○走行データ

・使用車両:ピアジオ リバティー200(リアトップケース付属モデル)

・走行:東京 杉並〜練馬〜品川〜世田谷〜渋谷 ・燃費:22km/リットル ・全走行距離:約120km



※ピアジオ リバティー200の新車販売は終了しています。


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